家族介護看護のために離職・転職した人、14万4800人
総務省の就業構造基本調査を見ると、家族の介護や看護のために離職・転職した人は一昨年1年間(06年10月~07年9月)で14万4800人に上った。4年前と比べると5割以上増加、過去10年間で最高だ。離転職者のうち男性が占める割合は増加しており、そのおよそ半数を40~50代が占める。
だが、介護に専念するために転職するにしても、40代、50代で次の職を見つけるのは容易ではない。医療の発展によって高齢化は進み、介護の期間はますます長くなることが予想される。親が90歳を超えれば、介護者となる子も高齢者。新しい職が見つからなければ、自分自身の老後資金に不安を感じることになりかねない。
NTTは、保坂さんが「妻が難病に罹病している。近所で妻を見てもらえる状況にない。何かあったらすぐ帰宅できる自宅近隣の職場に転勤してほしい」「この病気(脊髄小脳変性症)はリハビリが大切。転勤させてほしい」と5年以上も訴え続けている。
しかし、「保坂さんの〝わがまま〟」などといい、これを無視し続けている。「仕事と介護の両立」は社会の要請であり、NTTも企業としての社会的責任ではないのか。
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